アットプレス
  • 昨年12月21日からスタートした『Like-an-Angel TOUR 2025-2026 “Crash to Rise”』。神戸、名古屋、福岡と回ってきた全国ツアーのファイナル公演が、2026年1月31日、横浜Bay Hallで開催された。その2nd STAGEの模様をレポートする。

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    Like-an-Angel TOUR 2025-2026 “Crash to Rise” ツアーファイナル

    ライヴが始まり、2時間が過ぎていた。
    「ありがとう、本当に」と、tetsuyaが最後の言葉を語りだす。
    ステージ前では、tetsuya(Ba.)、jekyll(Vo.)、reno(Gt.)、saki(Gt.)、hibiki(Dr.)が揃っていた。
    tetsuyaはこう続けた。
    「本能のままに生きよう。やりたいことをやろう。人に何と言われようと、やりたいことやるよ、俺たち。(だから)ついてきて」
    客席から大きな拍手。「ついていくよ~」という声があちこちで飛ぶ。
    「どんどん、すごいことになるから、このバンド。皆のおかげで本当に楽しかった。ありがとう」
    この言葉が、この夜――ツアーファイナルの結びだった。

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    Like-an-Angel TOUR 2025-2026 “Crash to Rise” ツアーファイナル

    横浜Bay Hallは、ライヴハウスとしては少し変わった構造だ。ステージに向かって左側にあるドリンクカウンターの上には、大きなシャンデリアがつるされている。客席は横に広く、キャパシティ以上の解放感がある。
    開演前。観客はそれぞれの立ち位置でステージを見据え、これから始まる音を待っている。開演予定時刻を少し過ぎた頃、会場が暗転する。闇を切り裂くように、レーザーが走る。フロアのざわめきは次第に熱を帯びていく。興奮が、足元からゆっくりと立ち上がっていく。

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    Like-an-Angel TOUR 2025-2026 “Crash to Rise” ツアーファイナル tetsuya

    ラウドでダンサブルなSEの中、Like-an-Angelのメンバーが順番にステージへ。最後にtetsuyaが姿を現すと歓声が一段と大きくなった。メタル的なアプローチも垣間見えたイントロから、オープニングを飾ったのは「YOU GOTTA RUN -English version-」。jekyllの「Clap!」という掛け声に、観客は頭上でクラップしレスポンスする。hibikiのドラムが疾走し、tetsuyaの包容力あるベースがバンドサウンドをまとめていく。renoとsakiは、ギターでバンドサウンドを彩っていく。jekyllが、英語でさらに楽曲にドライヴ感を出していく。サウンドがひとつになって、前へと転がっていく。続く「Don’t be Afraid -English version-」。バンドアンサンブルの厚みが増す。jekyllが後ろを向くと、hibikiが笑顔でアイコンタクト。その様子をステージ下手で見ているtetsuya。
    そして、ギターのrenoやsakiにも視線を向け、ステージ全体を見まわしている。イントロから大歓声が上がった「CHASE -English version-」では、tetsuyaがギターのカッティングと同じリズムでベースを刻む。本ツアー中、SNSにポストされていた観客の反応を定期的に閲覧していたが「長年の推しの膝が目の前に!綺麗すぎて驚いた」という書き込みが印象に残った。本ツアーのある公演で、衣装にダメージデニムを着用していたtetsuya。その膝が目の前にあったこと、ライヴハウスでやってくれたことが嬉しいというポストだった。すべてのメンバーの演奏が、至近距離で聴覚と同時に視覚化される。距離が近いということだけでなく、映像と音像がはっきり記憶に刻まれる。これが、ライヴハウスの醍醐味だ。
    jekyllの太い声が地を這うように伸びていく。renoはソリッドなカッティングで切り込み、sakiは音色を綺麗な糸のように繋いでいく。

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