
Asam Pedas Seafood Risotto(タマリンドの酸味と唐辛子の辛味を効かせたアサム・ペダスのシーフードリゾット)
シンガポールが掲げる「City in a Garden」コンセプトを体現し、自然とのつながりを感じられるバイオフィリックデザインが心地よく、アッパー・オーチャード・ロード・ウエストのショッピングエリアにもほど近い好立地に位置するシンガポール・エディション(The Singapore EDITION)は、地域の味に根ざし、ハーブやスパイス、調理技法、そして火が織りなす新たなコンテンポラリーレストラン「TANICA(以下、タニカ)」を2026年9月17日にオープンしました。
タニカというレストラン名は、「botanical(ボタニカル)」と「tannins(タンニン)」を組み合わせたもので、自然とのつながりと、味わいに対する緻密なアプローチを表しています。豊かな緑に囲まれた、樹木園から着想を得たくつろぎに満ちたレストラン空間は、リラックスした雰囲気とエレガンスを併せ持ち、料理とワインを囲んで人々が集う場を演出します。タンニンがワインに骨格と複雑味をもたらすように、タニカでは、さまざまな調理技法が、一皿一皿に奥行きと輪郭を生み出します。
シンガポールやマレーシアをはじめとするアジアの食文化に深く根ざしたメニューには、ハーブの豊かな香り、際立つスパイス、そして火を巧みに生かした料理が並びます。キッチンでは、中華鍋やJosper(ジョスパー)グリルで直火を自在に操り、一皿一皿に奥深い味わいと香ばしい焦げ目を加えて仕上げます。メニューの中心にあるのは、料理をシェアする楽しみ。テーブルを囲んで料理を取り分け、ともに味わうことで、一皿ごとに自然と会話が生まれ、人と人とのつながりが深まるように考えられています。
■地域に根ざし、旬を活かす
タニカの料理哲学に欠かせないのが、地域とのつながりです。食材の調達先や旬、そして食材を責任ある方法で使用することを大切にし、可能な限り地元の生産者やサプライヤーと連携。東南アジアならではの多彩な農産物やシーフードを取り入れ、地域と旬に密接につながるメニューを提供します。
また、食材を余すことなく活用し、廃棄を減らすことにも意識的に取り組み、調理のあらゆる工程で食材を大切に使います。タニカの料理哲学には、食材やその土地の風土、移りゆく季節との深いつながりが息づいており、それらがメニューの構成や調理法を形づくる重要な要素となっています。
■ハーブ、スパイス、そして火が織りなす味わい
タニカでは、単に味付けをするのではなく、幾重にも味わいを重ねていきます。ハーブやスパイスはペーストやマリネ、食材にすり込むスパイスミックスなどに仕立ててから食材にまとわせ、中華鍋や炭火のグリルで熱を加えることで、火が生み出すスモーキーな香り、香ばしい焦げ目、そして奥深い味わいを引き出します。ドライエイジングした肉や魚がさらなる旨味と力強さを添え、東南アジアを核とする料理に西洋の調理技法を繊細に取り入れることで、そのアイデンティティを損なうことなく、より洗練された一皿へと昇華させます。